今日は、RAW画像とJPEG画像の比較と、
SILKYPIX Developer Studio Pro 版のみに付いている機能、
「自動覆い焼き」機能について、実際自分が撮影し検証してみた事を
ご紹介させていただきます。
「自動覆い焼き」機能とは、白とびや黒つぶれが発生しやすい輝度差の
激しい被写体において、人間の視覚に近い写真表現が可能になるツール
です。スライダを動かす事によって、白く飛んでしまっている部分、黒
くつぶれてしまっている部分に、RAWデータが記録している情報の範囲内
でディティールが現れます。
今回、小さな滝の落ち込みを撮影してみました。
デジタルカメラの設定で、RAW画像とjpeg画像(最大サイズで設定)を同
時記録するモードで撮影し、下の画像がjpegモードの画像になります。
かなりしぶきを表現できていますが、真ん中のあたりが白く飛んでしまっ
ています。この画像を露出補正で少し暗めに調整したのがこの画像です。
多少ディティールが出てきましたが、露出を暗めに調整することで周りも
暗くなりすぎてしまいました。
次はRAW画像で調整してみます。
まずはRAW画像撮影したままの状態です。
そこで、RAW画像を「自動覆い焼き」機能を使用し、画面を見ながら数値を
80に調整します。
白く飛び気味だった部分に階調が出てきます。ただ、周りが明るくなってし
まったので、調子の項目の中にある黒レベルのスライダーを調整し、30に
設定します。
jpeg画像と比較して頂けるとお分かりになると思いますが、RAW画像の情報の
多さの恩恵と、「自動覆い焼き」機能によってかなり精密に、そして白く
飛んでしまっている部分もかなり少なくなったことが確認できると思います。
また、細かなディティールについても、RAW画像の方がリアルに表現できている
事がわかります。
もし撮影時に厳密な露出調整が出来なかったとしても、RAW画像で撮影しておくと
安心ですね。そして「自動覆い焼き」機能、とても便利で重宝する機能ですので、
是非一度ご体験して頂ければと思います。SILKYPIX Developer Studio Pro 版、
30日無料体験を実施しておりますのでよろしくお願いいたします。
SILKYPIX Developer Studio Proスペシャルサイトはこちらです。
http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/special/dsp/
(編集:音羽)