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RAW現像ソフトSILKYPIXオフィシャルブログ

SILKYPIX写真部通信 第10回 紅葉前線通過中

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毎週一回は「SILKYPIX写真部通信」をお届けいたします。「SILKYPIX写真部通信」では普段、作例などの撮影を行っているSILKYPIXスタッフが旬の話題について対談形式で進行していきます。

はじめに「SILKYPIX写真部」のレギュラー部員をご紹介させていただきます。

写真部 部長 横山
本来は街を中心としたスナップ写真を撮っていましたが、最近は鉄道や野鳥など専門的な撮影を勉強中です。

写真部 副部長 音羽(おとわ)
若かりし頃は、物撮スタジオで修行した経験があります。
現在は子供の写真を撮る傍ら、また自分の写真を撮り始めました。


音羽(以下、音):さて、関東にも紅葉前線がやってきました。
先日23日に、かねてから予定していた千葉県屈指の紅葉名所「本土寺」に行ってきました。しかも、紅葉シーズン中に3日(22、23、29日)だけのプレミアムなライトアップイベントです。闇夜に浮かび上がるモミジの美しさにもさることながら、びっくりしたのはカメラマンの皆様の数と情熱。皆様一心不乱にシャッターを切っている姿から、自宅に戻ってSILKYPIXで現像されている姿を想像し(都合の良い妄想)、とても嬉しかったです。
写真を愛好されている方がたくさんいらっしゃるのは嬉しいですね、横山さん。
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横山:(以下、横)最近は写真を撮られる方が多くなってイベントなどではたくさんの写真愛好家の方々を見かけるようになりましたね。ただ、三脚の規制なども多く聞きますのでマナーを心がけて撮影したいものですね。最近のデジタルカメラは高感度も優秀ですのでこれを使わない手はないかなと。これは手持ちですか?

音:手持ちです。事前に本土寺のウェブサイトで下調べしたところ、おっしゃる通り三脚&一脚使用禁止の記載がありましたので、超高級レンズ85mmF1.2のレンズを借用しました。
それが功を奏し、なんとか手持ちでブレずに撮れたカットがありました。このレンズがなかったら
厳しかったですね実際。

横:あんまり風が吹いてない日で良かったですね。気象条件だけはどうにもなりませんから。
紅葉のライトアップと聞くとかなりコントラストの高い被写体だと思います。露出が難しかったのではないですか?

音:正直、露出は絞り優先モードでカメラにまかせっきりでした。たまに背面モニターで確認する位で、たしかに大外ししているカットもありました。やっぱりシャッタースピードとISO感度が気になってしまって、基本ISO1600での撮影でしたが、少しシャッタースピードに余裕があるとISO800位にしてみたりといった感じですね。ノイズはSILKYPIXで緩和できるのですが、ブレだけはどうにもならないですから。

横:紅葉写真を仕上げるうえでのポイントはありますか?

音:いままで紅葉を撮影した経験において、実際その場の印象で「きれいだな。」と思っても、写真を見ていまいち表現出来ていなくがっかりとした経験が少なくなかったです。それは、やっぱり赤や黄色の鮮やかさが表現できていないと言うところに尽きると思います。その点RAWで撮影すると、現像時の調整で、思い通りの色にコントロールできるのが良いですね。理想の写真に仕上げ、プリントする楽しみはこの上ないです。
横山さんも、日々紅葉の写真を撮ってるとのことですが、是非一枚紹介してください。

横:日々というまでではないのですが、今年は例年よりも少し多く撮影しました。これは千葉公園という千葉市街のはずれにある公園にあったオオイチョウです。とても高さのある木でその合間から覗く空との色の対比がとても美しいと思いシャッターを切りました。それと幹や枝がとてもたくましく長い年月を感じます。樹齢何年位なのかが気になりましたが近くに説明らしきものがなかったのが残念です。最近の都市開発はむやみに木を伐採していくのではなく、もともと在った木は残しながら建物や公園を作っていくような取り組みもされているようですね。今後このように大きな木が街中でも多く見られるようになると嬉しいですね。
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音:これは大きないちょうの樹ですね。かなりの樹齢なのが想像つきますね。
生活圏近郊に樹木があるだけで、常に季節を感じることのできる貴重な存在ですね。
もちろん被写体としてもです。現在撮った写真と、十年後に撮った写真を比較してみたりするのもまた、趣を感じることができそうです。
この黄色い葉もまた、露出調整が難しそうですね?

横:黄色い葉が白く飛ばないように撮影時露出を抑えました。結果的に空の青も残ったようですね。シャドー部分は少しつぶれ気味だったので覆い焼きで持ち上げています。最初幹の部分は黒く潰そうかとも思ったのですが、覆い焼きを試してみると階調が出てきたので残す方向で仕上げました。

音:黄色は、ちょっとした露出調整で、すぐに白とびしたり、濁ったりして、適正な露出範囲がとても狭いですからデリケートですね。そして、覆い焼き、この調整機能は見上げの撮影で被写体と空の輝度差から生じるアンダー目に撮影せざる負えない状況が多い紅葉写真にはうってつけですね。是非、皆様にも一度体験して頂き、その効果を実感して頂きたい機能です。
さて、今年の紅葉もあとわずか、「SILKYPIX GALLERY(シルキーピックスギャラリー)」での紅葉キャンペーンも、まだまだ応募受付中ですので、皆様是非ご投稿頂ければと思います。
今週もお読み頂きまして有難うございました。ではまた来週。
by silkypix | 2009-11-25 19:17 | SILKYPIX写真部通信