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RAW現像ソフトSILKYPIXオフィシャルブログ

カテゴリ:機能紹介(シャープ)( 3 )

水滴の演出

本格的に暑くなってきましたね。屋内外でロケを行う場合には水分補給をこまめにして熱中症に気をつけてください。(自分も含め撮影に集中しすぎるとつい後回しになってしまいがちですので。)
暑さに耐えられず、ファーストフード店で休憩した時に頼んだアイスコーヒーのカップについた雫がちょっと綺麗だったので撮影してみました。

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肉眼ではここまで大きく見えませんがマクロ撮影して大きく見ると、雫のひとつひとつが光っていてとても綺麗ですね。
今回はこの写真の水滴の輝きや立体感を少し演出してみたいと思います。

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「調子」から「コントラスト」を強めにしました。コントラストを強くすると明暗のメリハリがつき白っぽい部分はより明るく、黒っぽい部分はより暗くなります。その為輝きが強くなったように見えます。

それから、「コントラスト中心」を弱くしています。これは「コントラスト」の値が「1」以上の場合

1.弱側に設定すると明るい部分の比率が増えます。
2.強側に設定すると暗い部分の比率が増えます。

今回は少し爽やかに見せたかったので明るい部分の比率を増やしました。


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次に「シャープ」から「輪郭強調」を少しだけ強くしました。
輪郭強調を強くすることで名前の通り輪郭がはっきりしてきます。
あまり強くしすぎると輪郭がギザギザしたり縁取りが出たりと、不自然な感じになってしまいますので「隠し味」程度に使うのがおすすめです。

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SILKYPIX Pro版のマルチプレビューで比較すると違いが判りやすいと思います。

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少しツブツブ感や立体感が強調された感じになりました。
ネイチャーフォトなどの雨上がりの雫にも応用できますね。

(編集:横山)
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by silkypix | 2010-07-16 18:33 | 機能紹介(シャープ)

シャープネスの設定例

本日はSILKYPIXでのシャープネスの設定につきまして、私の設定方法の一例をご紹介させていただきたいと思います。ここでご紹介する以外にも様々なアプローチがございますので、参考としてご覧いただければと思います。特に、RAW現像初心者の方はぜひ一度お試しください。

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ワンちゃんが海で水遊びをしている写真です。赤い四角の部分がピント面となっています。(目にピントが来ていませんでした・・・)

その部分を100%~200%に拡大します。

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シャープネスがデフォルト(初期設定)では少しぼやけた感じがしますね。

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思いきってシャープネスの輪郭強調を最強にしてみましょう。
こうすることでどの部分にシャープが掛かるかが判りやすくなります。
強く掛けているためにシャープの効きの良い部分は輪郭が現れますね。
この輪郭に着目してください。

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今度はこの輪郭が消えるまで輪郭強調を下げていきます。輪郭が消えるかどうかと言う所でスライダーを止めてみてください。そこをこの写真のシャープネスの最大値と考えます。(逆にこれ以上上げると輪郭が出てしまうという部分)
あとはノイズ等の量などを見ながらお好みでマイナス方向に調節して頂ければと思います。

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(編集:横山)
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by silkypix | 2009-07-10 18:12 | 機能紹介(シャープ)

【シャープ】猫の毛並みを優先して仕上げてみる

先日、小湊鉄道というローカル線に撮影に行った時の事ですが、ローカルなだけに次の列車が来るまで一時間以上間があいているんですね。駅周辺も山間部ですので特に何も無い感じです。まいったなぁ。と思いながらも仕方が無かったので駅のホームのベンチで待つことにしました。この駅には猫が何匹か住みついていて最初は私のことを警戒しておりましたが、さすがに誰も居ない駅で一時間も一緒に居るとちょっと心を許してくれたようですので撮影させてもらいました。野良猫は最初警戒心が強い場合も多くてこんな瞬間が嬉しかったりします。可愛らしいですね。

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今回は猫のような柔らかい毛並みを持っている被写体のシャープについてご紹介したいと思います。
シャープの適切な量というのも一概にどのように仕上げるのがベストだと言うことは言えないので非常に難しいのですが今回は「毛並みを柔らかく」という観点で現像してみます。

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上の写真からSILKYPIXの初期設定のまま○の部分を拡大して見てみます。
皆様の写真の場合はピント面のどこかを拡大してください。

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猫の白い髭と背景の境界線に黒い縁取りがありますね。これはシャープによって輪郭部分のコントラストが強調されてしまった為だと思います。色と色の境界線には出にくい輪郭ですが明るさの境界線では被写体によっては出て、気になる時があります。今回の場合、初期設定ではほんの少しシャープが強いと感じました。

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シャープタブの中から輪郭強調を少し弱めて縁取りが消えるように調整しました。

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結構シビアな調節になるのですが、こうしてシャープ過多による輪郭の縁取りを薄くしてあげることで、出力時にアンシャープマスクをかけた時の耐性も向上します。縁取りがついたままアンシャープマスクをかけると縁も強調されて輪郭が強調されすぎてしまうのを抑えることができる為です。


【シャープに関する雑記】
よく「シャープの適正値はどうやって決めれば良いのでしょうか?」
というお問合せを承りますが、使用機材や写真の閲覧状況によって適切なシャープは変わります。

●機材関係
 使用したレンズの特性
 カメラの画素数
 ローパスフィルターの特性
 画像処理でのローパス効果(ノイズリダクション等)

●被写体
 被写体の特性(柔質なものか硬質なものか)
 撮影意図
 被写体の画面内での大きさ

●閲覧環境
 出力サイズ
 鑑賞距離

私が認識しているだけでもこれ位の要素によって適正値は変わってくることがございます。

ただ最終出力物(プリントまたはモニター)で見たときに線におけるギザギザや縁取りをギリギリで抑えた所辺りが落とし所ではないかと考えています。

(編集:横山)
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by silkypix | 2009-02-19 14:41 | 機能紹介(シャープ)
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