風景写真で遠景を撮影する時にはピントが甘くなるのを嫌って少し絞り気味にすることがありますね。パンフオーカスになった構図の写真は大きく引き伸ばしても見栄えがしますしダイナミックな構図というのも風景写真の醍醐味の一つですね。
絞り込んだ場合に気になるのがセンサーに付着したゴミが写りこんでしまうことです。空などの広い面積の中にポツンと影ができたようになってしまうととても気になります。もちろん普段からカメラのお手入れは重要だとは思いますが、ゴミが写ってしまったものでも何とかして仕上げたいものです。
SILKYPIX DS Proの「スポッティングツール(ゴミ取り)」の「自動消去機能」はこのような場合に有効な機能です。スポッティングツールはメニューアイコンの筆のマークから呼び出すことができます。
筆のマークのアイコンをクリックするとスポッティングツールのダイアログが出ます。その中には拡大画像が表示されています。ゴミ取りはここで行いますのでまずはここでゴミの位置を確認し、表示させてください。拡大表示の位置はプレビュー画面上の四角を動かすことでも連動して動かすことができます。
スポッティングツールにゴミが表示されたらスポッティングツール内のアイコンで「自動消去」を選択してください。自動消去は筆と矢印のアイコンになります。
その後、画面上にある円の大きさをゴミの大きさより少し大きめに設定してください。円の大きさは「サイズ」で変更することができます。
そのままゴミの上でクリックしてください。自動でゴミが除去できます。
「自動消去」では選択された箇所の周りの画素情報を参照し、自動で自然なゴミ除去を行うスポッティングツールの機能です。特に空など同じ色の面積が広い部分や遠くの木々など特に細かい部分ではパターン検出の精度が上がりますので有効です。
気になっていたゴミが取れました。
そのまま縮小現像してBLOGにアップロードしたり、プリントしたりRAW現像時にゴミ取りを行うと後工程が楽ですね。
【スポッティングって何?】
スポッティングは銀塩プリント時にフィルムに付着したゴミや傷などによりプリントに跡が残ってしまった時に行う仕上げの技法です。一般的には修正用の極細の筆で特殊な染料を使いプリントの傷を埋めていく作業の事になります。SILKYPIXのスポッティングツールもその作業を連想し命名しました。フィルムもデジタルも大切な一枚は納得いくまできれいに仕上げてあげてください。
(編集:横山)