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RAW現像ソフトSILKYPIXオフィシャルブログ

SILKYPIX写真部通信 第4回 RAW現像のきっかけ。

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毎週一回は「SILKYPIX写真部通信」をお届けいたしております。「SILKYPIX写真部通信」では普段、作例などの撮影を行っているSILKYPIXスタッフが旬の話題について対談形式で進行していきます。
私達が撮った写真を中心に、現像、プリントから額装まで写真にまつわることを色々ご紹介できればと考えております。

はじめに「SILKYPIX写真部」のレギュラー部員をご紹介させていただきます。

○写真部 部長 横山
本来は街を中心としたスナップ写真を撮っていましたが、最近は鉄道や野鳥など専門的な撮影を勉強中です。

○写真部 副部長 音羽(おとわ)
若かりし頃は、物撮スタジオで修行した経験があります。
現在は子供の写真を撮る傍ら、また自分の写真を撮り始めました。

音羽(以下、音):さて、第4回のテーマは、RAW現像を行うようになったきっかけです。私がRAW現像を始めたきっかけは、友人の結婚式に参加した時でしたね。雰囲気のある写真に仕上げたいと思い、明るいレンズを使用し、ストロボなしで撮影しました。JPEGモードです。が、雰囲気は良いのですが、どうにも色かぶりが激しい。当時使用していたフォトレタッチソフトでは、色相を調整する機能しかなく、調整するとどこかに色調破綻が出てきてしまう。どうしたものかと困っていた時に、SILKYPIXというソフトはJPEG画像でもホワイトバランスを調整出来る事を教えてもらい、早速試してみたところ、思い通りの画像に仕上げることが出来たんです。それからですね、RAWモードで撮影したほうが、もっと厳密にホワイトバランスも調整できるし、様々な側面でのRAWモード撮影のメリットを知り、自分のスタイルに合っていると思ったのがきっかけでした。

横(以下、横):結婚式場の披露宴などは照明も暖色系の物や演出されたものが多いので特にホワイトバランスが難しい撮影になりますね。シーンによってカメラのWBを設定しなおしているとどんどん式は進行して行ってしまいますし、ストロボを使っていてもRAWの方がよい場合が多いかも知れません。

音:例えば、お色直し後に宴席を回っているときのライトと、ステージ上のライトの種類が異なっていたりと。その時その時にあった設定にするのは、式進行中ですとかなり厳しいですね。決定的なシーンを取り逃がすなんてこともありえますね。

横:さすがに撮りなおしもできないですからね。写真関連の業種に就いていると結婚式のスナップ写真を頼まれること多々あります。そんな大役は私もRAW撮影必須です。

音:現在は間違いなくそうですね。あと、ブライダル撮影においてのRAW使用の大きなメリットは、新郎新婦の服装ですね。新郎は黒のタキシード、新婦は純白のウェディングドレスという、なんてカメラマン泣かせな衣装でしょう!

横:迷ったら私なら新婦さんに露出合わせてしまいますけどね。女性が主役な場合が多いですから。

音:確かに。ある意味新婦さん自身が満足される写真を撮れば、あと細かい部分はOKですよね。とすると、やっぱり純白のウェディングドレスで微妙な白の階調を表現するには、RAWデータの豊富な階調を利用しない手はないですね。

横:屋内での撮影は特にそうですね。

音:ええ。レースの紋様までしっかり解像したいところですね。
少し話が派生しすぎてしまったんで、軌道修正します。ところで横山さんのRAW現像はどういったきっかけで?

横:5年前位でしょうか?「RAWデータ」が一部の人々に注目されはじめてきて雑誌などでも少し取り上げられるようになりました。それを見てRAWデータの存在は知っておりましたがまだ一眼レフデジカメも持っていなく自分でRAW現像をした事はありませんでした。その頃ちょうど転職の時期と重なり市川ソフトに入社したと同時期位に「SILKYPIX Developer Studio 1.0」がリリースされました。私自身RAW現像を行ってみたいと思っていたので良い機会だと思い、当時は出始めだった「Nikon D70」を購入しました。この頃のRAW現像ソフトは各社今よりもっとシンプルでしたね。

音:5年ほど前と言うと、まだまだRAWデータの認知度が低かったですね。実際RAWデータを調整してみて、どのように感じましたか?

横:その頃のRAW現像の事情と言うのが今と少し違っていて、「調整」できる項目が多くはありませんでした。

▼SILKYPIX Developer Studio 1.0のスクリーンショット
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当時はホワイトバランスが後から変更できるのと、JPEG撮影されたものよりも大きく引き伸ばせたり高画質であったりする事が最大の特徴でありコンセプトでした。正直初めてRAWデータのプレビューを見たときは感動しましたよ。

音:なるほど。シャープネスやノイズリダクション調整機能は、もうすでに搭載されていたんですね。

横:カメラの設定にある項目は基本的に搭載していましたね。個人的にはフォトレタッチソフトが写真愛好家にはオーバースペックとなり半分はデザイナーのものになって来た時期だったように思います。そんな中、RAW現像ソフトは写真家向け専用のソフトウェアだと感じていました。その「写真家向け」というコンセプトでこの「SILKYPIX Developer Studio 1.0」をベースに改良して行くことになります。

音:SILKYPIXのスタートの立ち位置が、既に写真愛好家の為のものだったんですね。SILKYPIXが、写真歴何十年といったベテランの方から、最近写真を始めたって方まで多くの方から支えられている理由がわかりました。

横:今のように多くの方に使っていただけるようになるかは半信半疑だったのですが、デジタル一眼レフの予想以上の普及とメモリーカードの大容量化に助けられたと思っています。
D70のRAWデータが5メガバイト位だったのですが、当時は256メガバイトや大きくても512メガバイト位のCFカードが主流でしたからね。ファイルサイズが大きいのでRAWを敬遠されていた方も多かったと記憶しています。今は16ギガバイトオーバーのメモリーカードも出てきておりRAWでも安心して使っていただけるようになりました。

音:当時は16ギガのメモリーカードなんて考えられなかったですね。当時の大容量メディアDVD-Rでさえ、4.7ギガ位ですから、16ギガだと4枚必要になる。進化のスピードは速すぎです。大容量メモリーカードの小型化やパソコンの処理能力の進化のおかげでRAWデータが一般化した恩恵もたしかにあります。
さて、そろそろ次回の予告ですが?

横:次回は「創像」で現在公開されているテイストのご紹介と適用例などをご紹介したいと思います。

音:はい。今週もお読み頂きまして有難うございました。ではまた来週。
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by silkypix | 2009-10-07 18:08 | SILKYPIX写真部通信